群馬県安中市で南蛮漆喰を使って歪んだ隅棟を取り直し工事
2019.03.25
隅棟（下り棟）の修理工事を、群馬県安中市で行いました。棟瓦は、土台となる葺き土とそれを覆う漆喰とで固定されていますが、漆喰が劣化すると内部の葺き土が流れ出るなどして、棟全体の固定力が弱まります。そこへ台風や地震などの自然災害が起こることで、棟瓦がズレたり歪んだりすることがあります…
群馬県富岡市で屋根の修理依頼を受け見積もりしました。（瓦屋根編）
雨水の侵入は、雨漏りの原因になるだけではありません。
葺き土には防水性がありませんので、雨水が侵入することで流れ出てしまうことがあります。
土台の流出は、もちろん強度の低下に直結しますので、漆喰の剥離と合わせて、棟全体の強度は一気に低下してしまいます。
強度が低下すると、強風や地震などで簡単に歪んだり崩れたりしてしまうようになり、とても危険です。
重たい瓦は落下すれば重大な事故を招くことがありますので、早急に対処しなくてはなりません。
ひび割れなどの軽度な劣化であれば、漆喰の詰め直し・詰め増しといった簡単な修理工事で済む場合がほとんどですので、定期的な屋根の点検をオススメします。
今回の取り直し工事では、漆喰の代わりに南蛮漆喰（なんばん）という物を使います。
なんばんは漆喰に特殊なシリコンと防水剤を混ぜたもので、耐候性と耐久性が大幅に向上しています。
葺き土を使わずに施工できますので、棟全体の強度・固定力も長く保つことが可能です。
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